2019年7月25日 4:43 pm

 

なるべく頭皮や髪に負担をかけずに、

ヘアカラーされたいという、

お問い合わせが非常に多いです。

 

色んな情報が出回って、

安心して染め続けられる事に、

皆様かなり関心があるのだと思います。

 

安心して染めるとは、

何で髪を染めることなのでしょうか。

 

よくヘナなら大丈夫と聞きます。

天然の植物のもってる染料で、

髪に色をつけるやり方です。

 

天然成分で、

人工的な染料が入ってないため、

色は1色のみです。

 

オレンジ色です。

 

その方のもってるメラニンの色により、

多少、黄味よりのオレンジや

多少、赤味よりのオレンジに

見え方は変わりますが、

オレンジ色です。

 

それも白髪のところだけが、

オレンジ色です。

 

黒髪のところはほぼ色が

変わりません。

 

 

これはかなり人を選び、

デザインも限られた染め方です。

 

もちろん、

ヘナ染めがお似合いで、

その方の毛流れなどを、

上手に生かしている方もみえます。

 

しかし、オレンジに染めたくない方は、

どうすればよいか。。

 

なにやら、

黒く染まったり、

茶色く染まるヘナもあるらしい。

 

すみません、

そこはツッコミを入れさせて頂きます。

 

それはヘナではありません。

 

ヘアカラー(ヘナ粉数%配合)です。

 

やっぱり、自然のものは限界があります。

 

 

では、そもそも

ヘアカラー(オシャレ染め・白髪染め)とよばれる、

アルカリカラーはそこまで悪いものなのか。

 

これはやはり、

薬剤の種類と使い方に、

よります。

 

そこをよくよく考えていきます。

 

アルカリカラーのよくない成分として、

よく見かけるのが、

名前にもありますアルカリ剤

ジアミンというものがあります。

 

アルカリカラーというのは、

ヘアマニキュア、ヘナと違って、

髪の内部を染めます。

 

髪の内部に染料を運ぶのに、

髪の表面を守っている、

キューティクルというものを

開かないといけません。

 

それをする役目なのが、

アルカリ剤です。

 

ただ、一度開いたキューティクルは、

美容院では後処理トリートメントで、

ふたをするよう、

元に戻すのですが、

完全には戻りきらず、

少しずつ

はがれていってしまいます。

 

これが髪のダメージの原因です。

 

また、アルカリ剤は人によって、

頭皮についた時のスースー感を

刺激と感じられる方がいらっしゃいます。

 

それが染めた後のかゆみに繋がる

ケースも見受けられます。

 

ではどう染めればよいか。

 

まず前日、前々日くらいのシャンプーは、

控えめの方がベターです。

 

ある程度、頭皮の皮脂が残っている方が、

地肌のバリア機能が高いです。

 

美容院では、染毛する前に、

頭皮の保護オイルというものを

地肌につけます。

バリア機能を高めるためです。

 

そして塗り方も毛穴にすり込むようにではなく、

髪の生え際と地肌の境目のところは、

薄付けで優しくタッチします。

 

場合によっては、

全く頭皮にはつけずに塗ります。

 

これだけのテクニックで、

かなり刺激は緩和されます。

 

そして、最近はアルカリレスで、

キューティクルをあまり開かずに、

髪の内部を染めるという、

革新的な新しい薬剤も出てきました。

しかも染める色とともに、

髪の内部まで栄養を入れるものまであります。

 

このような薬剤と、テクニックを組み合わせれば、

ほとんどの方を最低限の負担で染めさせて頂けると思います。

 

 

もうひとつ、ジアミンというものがあります。

髪に色が入っていくときに、

色に含まれるジアミンが、

経皮吸収されて、

アレルギー反応を起こすというものです。

 

ジアミンアレルギーという言葉が、

ひとり歩きして、

すこしかゆみが出れば、

もうカラーできないかも!?と

過剰反応してしまいがちですが、

ジアミンアレルギーというのは、

そう簡単には反応しません。

 

15年ほど美容師をさせて頂いておりますが、

今まで本とのジアミンアレルギーの方には、

出会った事がありませんし、

担当させて頂きましたお客様が

そうなったこともありません。

 

日本の薬事法をクリアして商品化されたものに、

そこまで大きな有害性はありません。

 

もちろん当店には、

ジアミン量が限りなく少ない

カラー剤もご用意があります。

そして、使い方とテクニックがとても大事です!

 

 

市販化されている

ホームカラーも多様な商品がございますが、

 

ほとんどが染まっていない黒髪を、

染める薬剤で、

今染めている毛先のカラー毛の上から、

色を入れるという事には、

特化していないものです。

 

そして、アルカリ量もジアミン量も多めです。

 

美容院では、

微アルカリカラーやノンジアミンカラー、

などを用いて、

新生毛(新しく伸びてきた部分)と

既染毛(すでに染めてある部分)は

塗り分けます。

 

これは、2ヶ月に1度染めるとして、

ロングの方になれば、

毛先は20回、30回と

染められている毛になります。

 

もちろんかなりの差が出ます。

 

上手に自分の髪とヘアカラーと

付き合えば、

染めていないよりも、

見た目も軽く華やかに、

指通りさえもなめらかになります。

 

ヘアカラーは是か非かという、

極端な選択肢ではなく、

上手に毛染めと付き合うという

事を考えてみてください。

 

お悩み、解決策など、

長くなりそうなご相談にものりますが、

電話対応は営業時間中で、

他のお客様の施術中にも重なるため、

LINEでお願いいたします。

 

朝でも夜でも定休日でも、

手が空き次第

ご返信させて頂きます。

 

ヘアケアマイスター有資格

橋爪亮太

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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